日々思うこと

若き蕪村についての論考

冨田鋼一郎

わが家の小振りの白梅もそろそろ見納めのようです。

 散たびに老ゆく梅の木末(こずえ)かな 蕪村

相変わらず蕪村についてあれこれ思案の日々です。

空白部分の多い若き日の蕪村について、具体的資料から「心の原風景」に迫り、後の生き方を暗示させるものを探っています。

俳諧と絵画のニ芸(いや、書を加えた三芸)に秀でた蕪村、この天賦の才と弛まぬ努力とが見事に融合した芸術家はどのようにして登場したのか、新しい見方を提示できればと願っています。

蕪村について新たな見方で一石を投じてみます。

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冨田鋼一郎
冨田鋼一郎
文芸・文化・教育研究家
日本の金融機関勤務後、10年間「学ぶこと、働くこと、生きること」についての講義で大学の教壇に立つ。

各地で「社会と自分」に関するテーマやライフワークの「夏目漱石」「俳諧」「渡辺崋山」などの講演活動を行う。
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